ミラノサローネ代表 マリア・ポッロのコメント:
「素晴らしいチームワークのお陰で、エウロルーチェは生まれ変わります。バイヤー、専門家、デザイン関係者を対象としたトップレベルの文化的な提案を通じて、極めて高品質な製品に触れ、照明の世界に関連するテーマについて学ぶ機会を来場者に提供します。それは建築とデザインの対話であり、来場者のインスピレーションと豊かさの源である、と私たちは考えています。このような観点から、テクニカル製品を専門とする多くの企業がサローネへに参入することは興味深いことです」
エウロルーチェからその考察は見本市全体に及び、革新的かつ現代的な方法でフォーマットを再考し、見本市が直面している課題に対して適切かつ効果的な解決策を提案することになりました。
今回、数年ぶりにカムバックする企業もあれば、自信をもって初出展する企業もある中、ミラノサローネは出展企業の声に耳を傾け、サローネ・デジタル・プラットフォームとそれに連動したオンライン・サービスを通じて、新たなサポートとビジビリティ・ツールを提供します。また、世界中から集まった来場者の中から2,300人を超えるインタビューを行い、見本市の体験やアクセシビリティを向上させるための綿密なリサーチを実施しました。その結果、次回のサローネは見本市がワンフロアで開催されるという新しいビジョンが生まれ、来場者の体験を最適化することができるようになりました。
イタリア家具工業連盟(FederlegnoArredo) クラウディオ・フェルトリン(Claudio Feltrin)会長のコメント:
「困難に見舞われているにもかかわらず、木製家具サプライチェーンは2022年、2021年比12%増で締めくくる準備をしています。同連盟のリサーチセンターの調査によると、これは家具マクロ・システムの結果にも反映されており(45億8000万ユーロ相当の売上)、2022年の最初の9ヶ月で12.7%増、イタリアは14.7%の成長傾向を示し、輸出は11%増でした。推計では、家具マクロシステムが8.1%増で2022年を終えられるとされています。これらの結果は、来るミラノサローネのエウロルーチェ開催を機に各社の方式を見直し、新興市場に向けて発信していくことになりますが、この部門にとっては、非常に満足度の高い成果です。この試みは、私たちの企業(出展社)が代表するメイド・イン・イタリーの活力を証明するものであり、非常に不確実な2023年に立ち向かうために不可欠なものです」
最後に、サローネサテリテは、卓越したデザインの未来を象徴するものとして、エウロルーチェのパビリオン内に新たに設置されます。2023年の開催では、特にデザインスクールや大学に焦点を当て、「Design School: Building the (im)possible. Process, Progress, Practice」というテーマで開催される予定です。サローネサテリテは、デザインスクールにスポットライトを当てることで、新しいデザイナーの育成とデザインの発展に、これまでも、そしてこれからも計り知れない貢献をしていくことを強調したいのです。