Salone del Mobile.Milano 2023
第61回ミラノサローネ国際家具見本市
見本市の新しいタクソノミー*を目指す

ミラノサローネ マリア・ポッロ代表のコメント:

ミラノサローネ マリア・ポッロ代表のコメント:
「ミラノサローネの特徴のひとつは、現代社会の喫緊の課題に対応するために進化していくことです。私たちは2020年に、パンデミックが最も厳しかった時期を経た直後の初めて世界的なイベントとなった 『スーパーサローネ』 を考案して実現し、昨年の6月にはサステナビリティに取り組んで従来の形式に戻り、2023年も引き続きこれを実現します。3年間、何事もなかったかのように、従来の4月開催に復活した訳ではありません。サローネの新たな役割とは何か、という根本的な問いかけから始まり、近年浮上した提案やビジョンを形にしていきました。その進化をどこからどのように始めるか。私たちは、このイベントを作る人、利用する人、出展者、来場者のニーズを2,300以上のインタビューとテーマ別ワーキンググループで収集した結果、導線を考慮した 『ワンフロア展示』 案が浮上、ホール内のデザインを『都市型』としました。近年大きく変化している照明の世界に特化したビエンナーレ『エウロルーチェ 』を皮切りに、各社のスペースを光、建築、アート、サイエンスの関係性という学際的な文化コンテンツに統合し、ルートを再構築しました。この改革は、サローネ全体に影響を与えるものであり、見本市のモデルチェンジに貢献することを目的としています」

 2023年のイベントには、35歳以下の若い才能を持つデザイナー550名を含む1,962の出展を迎えます(デザイン学校27校を含む)。サローネ・デル・モービレ(サローネ国際家具見本市)、サローネ国際インテリア小物見本市、ワークプレイス3.0、S.プロジェクト、 サローネサテリテ、エウロルーチェ(サローネ国際照明見本市)で構成されるミラノサローネは、今年からワンフロア開催となり、美的で文化的な導線、体験的スペース、休憩・リラックスエリアなどを配備し、コール・トゥ・アクション(行動喚起)、カンファレンスの参加、ワークショップ、テーマ展示、ブックショップ、サイトスペシフィック・インスタレーションの体験、などを提案して、ビジネスも含め来場者の記憶に残る刺激的な長期にわたる繋がりを生み出す唯一の場を提供します。

Close
Your custom text © Copyright 2019. All rights reserved.
Close